子育て・幼児教育において対応に困ったり接し方が正しいのか考えてしまうことがあると思います。

言い方は少し語弊があるかもしれませんが子育て・幼児教育の成果は今だけでなく将来的に大きく表れてくるものです。正しい接し方だったのかが分かるのは後になってからなのです。だからこそ親は悩み・考えてしまうものだと思います。

前提として各家庭なりの接し方や方針を第一に考えていくものとして、子供が伸びる接し方や取り組みを考えてみたいと思います。

1.「楽しい!」を第一に好奇心・興味を伸ばす

誰でも楽しいと感じたことには自発的に取り組み、時に時間を忘れるぐらい熱中してしまうこともあると思います。幼児期は特に「楽しい!」ということが行動の原動力になります。

例えば通信教育をやろうとしたとき、「楽しい!」と思える教材であれば子供は自ら率先して教材をやろうとするでしょう。例えばお手伝いでも自分ができることが増えてくれば「楽しい!」と感じて自分からお手伝いをするようになります。

面白くないことをただやらされているよりも、「楽しい!」ことを自分からやったほうが数倍子供は伸びると思います。

そして、「楽しい!」という感情は同時に好奇心・興味・関心を広げていくものです。

さらに「どうしてだろう?」「なぜなんだろ?」という疑問に対して親身に接することで、どんどん好奇心・興味の幅が広がります。

子供と接するときに「楽しい!」という感情を引き出していくような取り組みをしていきましょう。

2.怒るのではなく褒めることが基本

褒めて伸ばす

できないことを怒るよりも、できたことを褒めていくことが幼児期の接し方の基本です。

褒められると人間は「ドーパミン」という物質を分泌します。これは「快感物質」とも呼ばれ幸せを感じ楽しい・嬉しいといった気分にさせてくれるのです

ドーパミンは、「快感物質」と呼ばれることもあり、精神を安定させて、気分を高めてくれる効果があると言われています。

また、「ドーパミン」だけでなく「セロトニン」という心を落ち着かせてくれる物質も分泌をするようになるそうです。「ドーパミン」と「セロトニン」は深く関係があり、「セロトニン」はこころのバランスを保つのにも必要な物質で安らぎを与えてくれます。

脳内のセロトニンの働き その2:心の領域に働きかけて、意欲、心のバランスに関係する。

褒めることは自己肯定感をつくり次にチャレンジする力になります。そして褒めて伸ばす環境は子供にとっても居心地が良く安心感を与えてくれることでしょう。

3.親が誠実に生活を送ろう

接し方というよりは親のあり方について。
子供は親の行動・言動などから様々な事を吸収していきます。

親が堕落した生活を送っているのに子供にだけ向上心を持った生活を送らせようとしても無理があります。親がダラダラしているのに子供にだけ厳しくしても「なんで?」という感情が先行してしまうでしょう。

親が子供の手本となり誠実に生活を送っていくことこそが良い子育て環境をつくっていくものです。

決して難しいことではありません。
子育てをしながら自分の生活を顧みて、間違っているところを正していくだけでも子供には大きな違いがあると思います。

子は親を映す鏡。
親の背中をみて育て!ではありませんが、親の姿を自信をもって子供に見せていくことができるように日々の生活を見直しおて見ることが大切です。

そのうえで、親子で楽しく生活ができるような環境をつくっていきましょう。


以上3点子育てについて挙げてみました。
当然上記以外にも大切にしていきたいことはあると思いますが、子育て・幼児教育をするうえで基本的に考えていかなければいけないことだと思います。

全てが完璧な親はいません。
上記のようなことを軸にしてそれがブレることなく生活を進めていけば子供が伸びていく基礎・土台をつくっていくことができると思います。