6歳児の発達段階の目安

6歳は保育園・幼稚園の年長さんに相当する年齢です。

幼児期からいよいよ次年度には小学校へと進学を控え、学ぶことに対する意欲や体力も伸びていく年齢です。園生活では最年長となることでリーダーシップを取ったりコミュニケーションを図ったり、社会性だけでなく自信も身につけていきたい。

生活習慣も一人でできることが増えてくるので自発的に進んで取り組むことができるようにして、小学校の入学準備を進めていきましょう。

6歳児の成長の目安となるポイントを挙げていきたいと思います。

6歳児の成長目安について

6歳児

※個人差がありますので一応の目安として確認してください。

身体面

<5歳児の平均身長・体重>

男児:113.3~119.1cm、20.3kg~22.9kg
女児:112.7cm~118.3cm、19.6kg~22.3kg

※0ヶ月~12ヶ月までの平均値です。

生活面

基本的な生活習慣に関してはある程度ひとりでできるようになります。小学校入学準備の意味も込めてできることはなるべく一人でやらせるようにしていきましょう。

・身支度が一人できる

・決まった時間に排便ができる

・脱いだ服をたたむことができる

・靴を揃えたり下駄箱にきちんとしまえる

・遊んだおもちゃをきちんと片づけることができる

・お手伝いを進んでできる

・基本的な生活習慣が身につく(早寝・早起きなど)

社会性

園生活では最年長で友達と協力したリコミュニケーションを取りながら行動ができるようになります。先生の指示をちゃんと聞いて指示道理の行動ができたり、年下の子供たちのお手本となるような立ち振る舞いもできるようになる。

・やってもいいこと・よくないことの判断ができる

・率先して友達と仲良くなることができる

・ルールをつくって遊ぶことができる

・先生の指示通りに行動をすることができる

・下の子供のお手本となるような行動ができる

・公共マナーを意識することができる

・あいさつやお返事がしっかりできる

言語など

言葉をたくさん覚えるだけでなく「ひらがな」の書きや「カタカナ」の読みなどもできるようになってきます。

・5W1Hを理解して状況によって使える

・ひらがなの読み書きができる

・意志や気持をしっかりと文章で伝えることができる

・相手の芽をみて話を聞くこと・話すことができる

・お話を創作することができる

・「です、ます」と質問に答えることができる

・経験を感想も交えて話すことができる

数字など

・正確に数を数えることができる

・数字の正しい読み書きができる

・比較が理解できる

・簡単な足し引きの操作ができる

・助数詞をつけて数えることができる

・時計の読み(1時間・30分)

運動面

・ブランコを一人でこげる

・二輪車に乗れる

・音楽に合わせた多様な動きができる

・ハサミや糊などを正しく使う巧緻性

・鉄棒での前回り・足抜きなどができる

・両足跳び・ジグザグ走り

・少し高い位置からなら飛び降りることができる

小学校の土台をつくっていこう

6歳児は幼児期最後の年齢です。
次年度は小学生になり児童期として成長をしていくこととなります。

まずは年長さんを思いっきり楽しんで色々な事にチャレンジをしながら、生活習慣・社会性・運動などをバランスよく伸ばして小学校の土台をつくっていきましょう。

学習面にも特に興味・関心が伸びてきますので、通信教育や教材・ドリルなどを積極的に利用して楽しい学びをすることで、自ら学ぶ姿勢や小学校の勉強に触れて入学を自信をもって迎えることができるようにしていきたいですね。

焦ることなく健やかな成長を見守りながら、小学校の準備ができるようにサポートしていきましょう。