幼児

幼児期の絵本の読み聞かせは様々な効果があります(⇒幼児期の絵本読み聞かせの効果)。

好奇心や想像力を豊かにしたり、知力や語彙力も向上しますし情操教育としても絵本は大きな効果があるでしょう。親子のコミュニケーションやスキンシップなどの親子の時間も豊かにしてくれると思います。

より効果的に絵本の読み聞かせをしていくためにはどうしたらいいのか、親子で絵本の世界を楽しんでいくための読み聞かせのコツなどを考えてみたいと思います。

多くのご家庭で読み聞かせをおこなっていると思いますので、その家庭の環境に合わせてよりよい絵本の読み聞かせができるようにしていきたいですね。

読み聞かせのコツ

絵本の読み聞かせ

より絵本の読み聞かせの時間を豊かにしていくための「絵本の読み聞かせのコツ」を考えていきます。

自宅での読み聞かせの参考にしてください。

1.落ち着いた環境で読み聞かせ

絵本の読み聞かせをするときは、なるべく静かで落ち着いた環境で。

例えばテレビが付いていたり、人がたくさんいる騒々しい環境だと絵本の世界に入っていくことはなかなかできませんよね?。静かな落ち着いた環境で読んでこそ豊かな読み聞かせができます。

親の語りかける声を聴いて安心をするでしょうし、スムーズに絵本の世界に入っていくことができます。たっぷりと親の声を子供の耳に届けてあげましょう。

2.ゆっくりと読み聞かせ・ゆっくりとページめくり

焦らずにゆっくりと語り変えるように読み聞かせをしていきましょう。早口だとお話が頭に入ってきませんし絵本の世界にもなかなか入り込めません。

子供は声とともに絵をよく見て楽しんみながらストーリを理解して絵本の世界に入っていきますので、ページをめくる時もゆっくりとめくってあげるといいでしょう。

ページをめくる時に次の絵を想像したりどんな展開になるのか期待をしながらワクワクして次ページを待っています。その間に頭のなかには子供なりのシーンが映し出されていますので、その時間を大切にしてみるといいと思います。

想像力を大切に育てていくためにも、ゆっくりと語り変えるように読み、ゆっくりとページをめくるようにしましょう。

3.膝の上・横ならび・布団の中などで読み聞かせ

読み聞かせをするときは対面で読むよりも、「膝の上」「横並び」「布団の中」などスキンシップがをしながら読むほうが効果的だと思います。

身体を触れ合わせながら言葉を交わすことは最高のスキンシップ。

心をいやしたり愛情や信頼感などを深めていく効果がありますので、読み聞かせはぜひスキンシップを取りながら進めていきましょう。

4.何度も同じ本を読み聞かせ

子供は気に入った絵本を何度も読んでほしいと持ってきます。そんな時に「何度も読んでるじゃない」と否定をしないように、同じ本を何度も繰り返し読んであげるようにしてください。

何度も同じ絵本を読むたびに、記憶も深まり言葉の使い方や考え・想いなどを共感していくことができますし、子供が好きなページに近づくドキドキや楽しさなどを体感して楽しく読み聞かせができます。

親子で一緒に同じお話の同じポイント笑ってしまうこともあると思います。

5.子供のペースで読んであげよう

例えば子供が好きなページに勝手にページをめくったりすることもあると思いますが、読み聞かせは基本的に子供のペースに合わせてあげることです。

「まだこのページ読んでないから!」と親のペースで読み聞かせをするよりも、子供が自らページをめくって進んでいくのであればそのペースに合わせてあげる方がいいと思います。

ページを飛ばしてお話が続かなくてもいいですし、大きくなってくればじっくりとお話を聞くことができるようになってくるので、焦らずに読み聞かせをしていきましょう。

6.抑揚をつけて読んでみよう

登場人物によって声を少し変えてみたり、感情を少し入れながら話してみたり、抑揚をつけてお話をしてみましょう。

大切なのはオーバーリアクションになりすぎないこと。親のことが気になってしまって話が入ってこなくなりますし、絵本の内容を十分に楽しむことができなくなってしまいます。

オーバーになりすぎないで抑揚をつけて読むことで、子供は絵本の世界を疑似体験して楽しんでいくことができると思いますので、ワクワクする絵本の世界を旅することができるでしょう。

成長に合わせてたくさんの絵本を!

寝る前に毎日読み聞かせの習慣をつくったり、空いた時間にボーっとしているなら絵本を読む環境をつくっていくといいでしょう。

自分の絵本の本棚など常に絵本を自分で手に取ることができる環境をつくっていくと楽しいと思います。

成長に合わせて楽しいことや興味のあることが変わってきますし、様々なことを絵本から学ぶことができるので、たくさんの絵本を読み聞かせてあげてください。

親子の絵本の読み聞かせの時間は、きっと子供にとってかけがえのないものとなります。