以前幼児期の習い事人気ランキングを紹介しましたが、幼児期から色々な事を体験させてあげたかったり、様々な事を身につけさせてあげたいと考えている親御さんはとても多いと思います。

幼児期ならではの習い事、幼児期だからこそやっておきたい習い事など、それぞれの家庭で教育方針や子供の将来への考え方があると思います。

子供にとってとても有意義な時間を過ごすことができる一方で、当然費用が掛かることなので経済的負担や子供への負担も考えながら習い事を進めていきたい。

幼児期の習い事をするにあたって考えておきたいことや大切にしていきたいことなどをいくつかの視点で考えてみましょう。

習い事で大切にしていきたい5つのこと

子供

スイミング、通信教育、体操、英会話などが人気の高い習い事。

6歳児では約82.7%の子供が何かしらの習い事をしているという統計結果もあり、多くの幼児が楽しく習い事をしていることが分かります。

はじめるきっかけは様々だと思いますが、どんな習い事も子供の将来を考えてのこと。まずは第一に子供の事を考えて楽しく習い事を続けていくことができるように大切にしたいポイントなどを考えてみましょう。

発達段階を考慮

まず考えていきたいのは子供の発達段階や成長度に合わせた取り組みをしていくこと。

気持ちが焦って早め早めに色々な事をはじめてみても、子供の成長度や発達に合っていなければ子供の負担となってしまうでしょう。逆のパターンもあり、もっと成長できるはずなのに簡単な事や安易に出来てしまうことだけを繰り返していてももったいない。

月齢や年齢が上がれば子供の興味や関心の幅も広がり、手指の巧緻性や身体的な成長に伴って思い通りにできることも増えていきます。

そういった発達段階を考慮して習い事を考えてみましょう。

習い事をしないからと言って才能が伸びないわけではありませんし成長を止めてしまうこともありません。焦らずにまずは毎日の生活の中でできることからはじめてみればいいと思います。

負担を考える

多かれ少なかれ習い事は子供への負担となります。
精神的な負担、身体的な負担、子供の様子を見ながら習い事を続けていくようにしてください。

子供が楽しく取り組んでいるうちはいいですが、続けていくうちに嫌になってしまったり面白くなくなって苦痛になってしまうことはよくあることだと認識しましょう。

もちろん一度始めたのであれば継続してやってほしいのも親心。

負担を軽くしてあげることができるようであればサポートをしたり声かけをこまめに行い、一緒に楽しむような環境をつくってもいいと思います。

負担が大きいようであれば無理に続けさせてもあまり良い結果につながることはないので、習い事を止めたり他の興味のあることをやらせてあげるようにしてみましょう。

また経済的な負担のしっかり考えておきましょうね。

子供の気持ち

子供は「楽しい!」「おもしろい!」と思ったことは積極的に行動を起こすことができます。

逆に「楽しくない」「おもしろくない」ということは興味がなく継続した取り組みをすることは難しいでしょう。

ある程度子供に聞かなくても様子や行動・言動を見守ることで興味のあることなのか、楽しいことなのかわかると思います。会話ができるようであれば子供と話をして、子供の気持ちを大切に考えてあげることも必要な事。

もちろん子供のためと思って習い事をやっているので楽しい・面白いだけが判断基準ではありませんが、せっかくであれば子供が楽しく取り組んでくれたほうが嬉しいものです。

積極的に取り組めばそれだけ成長の伸びしろも大きくなりますし、行動力も高めていくことができると思います。

目的を明確に

複数の習い事をする家庭もとても多く、3つ4つの習い事を並行している家庭も少なくありません。

そういった場合は組み合わせを考えてそれぞれにしっかりと目的を持たせることが必要です。

例えば、
「通信教育を自宅で行いスイミングで体づくりをする」
「ピアノで音楽を楽しみ週末はスポーツ活動をする」
というようにただ習い事をするのではなくそれぞれにしっかりと目的を持たせることが大切です。

数が多ければ子供も負担が増えてしまうことになりますし、周りがやっているから、進められたからという理由だけで習い事をするのは避けたほうがいいでしょう。

どんなことでも、どうしてそれをやるのか、何を目的に取り組むのかを考えて習い事をはじめてみましょう。

止めるという決断

習い事はある程度継続してやっていくことで成果が出たり成長をするものですが、子供のことを第一に考えて止めるという決断も大切にしていかなければいけないポイント。

例えば親の都合だけで続けさせている場合、身体的にきついのにやらなければいけない環境、全然やる気がないのにただやっているだけになっている習い事など、やめるべき時はきっぱりと止めるという決断をするべきです。

習い事を止めることはよくないことではありません。むしろ不条理な事を続けるよりもプラスになることのほうが多いのです。

いつでもやめていいぐらいの気持ちをもって習い事をやってみると、親も子供も気持ちが楽になるのではないでしょうか。

はじめよう!と思った時がはじめ時です

習い事

いつから習い事をはじめたらいいのか、何歳になったら始めるべきか、色々な考え方があると思いますが、基本的には「やってみよう!」と思った時や子供から「やってみたい!」と言い出した時が最適のはじめどきだと思います。

日々の会話やコミュニケーションのなかからそういった言葉を引き出してみたり、興味のあることや好奇心の高いことを中心に習い事を考えてみるのもいいでしょう。

子供から「やってみたい!」という言葉がでたら、それを否定することなくなるべくやらせてあげる環境をつくっていくことも大切な事です。

そういった意欲や気持ちを汲み取ってあげることが自己肯定感につながることになりますし、自分がやりたいということができる満足感や達成感も味わうことができます。

いつでも「やりたい!」という言葉に反応できるように、色々な習い事の情報を集めておきましょう。