トイレトレーニング

幼児期の大きな関門の一つが「オムツはずれ」「トイレトレーニング」。

2歳前後ではじめる家庭が多いと思いますが、年齢や月齢ではなくそれぞれの成長に合わせた「トイレトレーニング」をしていくようにしましょう。

トイレが嫌になってしまったり、中断や後戻りをしてしまうこともありますので焦らずに取り組んでみましょう。

トイレトレーニングはいつから?

トイレトレーニング

トイレトレーニングはいつぐらいからはじめたらいいのでしょうか?。上記にも書きましたが成長や発達に個人差があるので一概には言えませんが、一般的に1歳半~2歳半あたりではじめる家庭が多いようです。

はじめる目安としては、「一人で歩ける」「おしっこと言うことができる」「おしっこ間隔が2時間程度あく」ようになったらはじめてみましょう。3つの条件が整っていないとなかなか意思疎通も難しいので、焦らずに発達段階に合わせていけば問題ありません。

さらに期間も子供によってまちまちです。
意外と早く数週間で終わってしまう子供もいれば、半年・1年というように長期でトレーニングをしている家庭もあります。この辺りは取り組み方やトレーニング方法などで変わってくると思いますので、子供がトイレが嫌いになったり負担をかけすぎないようにしていきましょう。

トイレトレーニングのステップ

トイレトレーニングのステップ

大まかなトイレトレーニングのステップを考えてみます。

1.トイレの認識とイメージを持たせる

「トイレは排泄をするところ」という認識をするところからはじめましょう。トイレがどういう場所かわからなければ緊張してしまったり遊んだりしてしまうこともあるでしょう。日常であまり目にする機会がないからこそ親がトイレに行く姿を見せたり、絵本やDVDなどを活用してトイレがどういった場所かを知ってもらいましょう。

さらにトイレをキレイにしたり楽しい空間づくりを心掛けるなどの環境をつくったり、排泄はトイレでするというイメージが持てるようにトイレへの興味を持ってもらう工夫をしてみましょう。

2.トイレに行って座ってみる

トイレへの興味や関心を持つことができたら実際にトイレに行って便座に座ってみましょう。補助便座・おまるなどを利用すると思いますが、嫌がらないように声がけをしながら座らせてみたり、おもちゃを置いたりして楽しい雰囲気をつくってみましょう。

もしも嫌がってしまったり緊張しすぎているようであれば、焦らずにステップを戻って再度認識とイメージを持てるようにしていけばいいと思います。

3.生活リズムに合わせてトイレに行く

トイレに抵抗なく座ることができるようになったら、生活リズムに合わせてトイレに行く習慣づけをしていきましょう。例えば「食事のあと」「朝起きたらすぐ」「夜布団に入る前」「お出かけ前」など決まったタイミングでトイレに誘っていくようにしてみるとスムーズ。

おしっこやうんちがしっかりとできた時は「よくできたね」「おしっこ出たね」というように子供と一緒に確認をしたり声がけをしてあげるようにしましょう。

4.自分から「トイレ」と言える

繰り返し生活リズムに合わせてトイレに行くようになると理解が進んでいくので、自分から尿意を伝えたり「トイレ!」と言えるようになってきます。

最初は親が主導でトイレに行くように促していきますが、おしっこの間隔も徐々に空いてきたり突発的な尿意もあるので都度伝えることができるような声がけや雰囲気づくりをしてみるといいと思います。

5.パンツトレーニング

トイレでしっかりとおしっこができるようになってきたらパンツトレーニングをしてみましょう。

自分自身でおしっこをしている感覚がわかるだけでなく、濡れて気持ち悪かったり違和感が出てきますので、そこから「トイレに行く」「次はトイレでする」という気持ちになることができます。

失敗しても怒らない

当然ですが「トイレトレーニング」をしていると、お漏らしをしたり失敗してしまうことがあります。そういったときにおこったり責めたりしないようにすることが大切です。子供は親の表情を見ているので険しい顔になってしまわないようにしたい。

「もうちょっとだったね」「今度は教えてね」というように声をかけてみたり、優しく接してあげるようにしたいですね。

失敗はあるものです。
そういったことを繰り返して成長をしていきますので、長い目で見てゆったりと「トイレトレーニング」を進めていきましょう!