幼児教材のなかでとても歴史のある教材のひとつ「ポピっこ」。
幼児期の学びだけでなく大きく教育環境が時代とともに変わってきても、ずっと一貫した方針で多くの家庭で継続した指示を受けている教材です。
目先の環境や時代の変化にとらわれることなく、家庭学習・家庭生活の根本的な根幹の部分を基礎とした教材制作はいい意味でぶれない教材だと思います。
実際に受講してみてわかったことをいくつかピックアップしてみます。
「ポピっこ」の特徴やメリット
まずは「ポピっこ」の教材の特徴やメリットなどを中心に紹介。
引き込まれる楽しい教材
とてもカラフルな紙面です。
無駄に色を使っているわけではなく、大きく見やすいイラストや写真、お話では親しみのもてるタッチの絵など、子供が引き込まれるような紙面だと思います。
どんな教材でもそうですが、まずは子どもが自分から教材をひらいてもらうことが大切だと思います。そういった観点から考えても「ポピっこ」はとても良い教材だと思います。
バランスがとてもGOOD!
いわゆる知識や学習面と、体を使った遊び、生き物、社会ルールなど各領域の配分がとてもいいと感じました。
勉強面だけを教材に求める場合は少し物足りないかもしれませんが、多様な領域をバランスよく育成することを教材に求めるのであれば最適の内容。学習面も体づくりも生活習慣もバランスよく学びたい家庭向けだと思います。
無理がないので自分のペースでできる
やっぱり子供は気持ちのムラがあるものです。「やりたい!」というときは自分から教材に手を伸ばしますが、「やりたくない」「気分が乗らない」ようなときに無理に教材をやらせるのは逆効果だと思います。
「ポピっこ」は学習量が多いというわけでもありませんし、年中・年長向けのコースでは「わぁくん」「ドリるん」の2つの目的・内容の違う教材をメインに構成されているので、自分のやりたいところからチャレンジしていくことができる。
実際にやってみると案外自発的に取り組んで、結果的に同じページを何度も見ることで知識量はとても増えたと思います。
保護者向けのサポートが良い
保護者向けにページごとに学習のねらいや伸ばしたい力などが記載してあるので、目的をもって教えていくことができます。
他にも保護者向けの情報誌やサポート体制が充実している印象があります。
親子で一緒に楽しく取り組めます
親子の関わりを積極にしていくことができる内容だと思います。
例えば一緒に体を使って遊ぶコーナーがあったり、一緒に考えたり観察したり、お話を読んだり、親子で一緒にやっていくことができるから楽しい学びができると思います。
「ポピっこ」の考えておきたいポイント
○学習量が少ないかも?
毎月のテキスト量はそれほど多い教材ではありません。同じように副教材もそれほどないので、もしかしたら子供によっては物足りなさを感じることがあるかもしれません。無理のない取り組みができる教材なので学習分量は程よく設定しているためだと思いますが、勉強ができる子にとっては少ないと感じることがあるかもしれません。
○簡単すぎる?
頭にいい子にとっては簡単な内容かもしれません。基本的にゆっくりと緩やかに成長をしていくことを方針にしている教材なので、小学校受験をする子供や自発的に勉強ができる子供にとってはレベルが低い可能性もあります。
上記のようなことは考えておきたいことです。資料請求をするとサンプル教材が送られてくるのでしっかりと教材内容を確認しておきましょう。
総評:バランスのいい教材です
領域のバランス
基本方針が「あたま」「こころ」「からだ」の3つの領域を教材に盛り込んでバランスよく伸ばしていくこと。もちろん分量の差はありますが、どこかの領域に偏ることなく各領域をしっかりと伸ばしていくことができると思います。
教材とコストのバランス
「ポピっこ」は月々税込980円。受講費が比較的安い教材になりますが教材分量は満足しています。コストパフォーマンスもとても良い教材だと思います。
勉強と日常のバランス
日常生活に活用できるテーマや題材など教材をとおして日常の生活習慣にいい影響を与えてくれる教材だと思います。
無理な学びがしたくない家庭、まずは学びのファーストステップをしたい家庭に特におすすめできる教材だと思います。
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