幼児期から英語に触れていくことが以前よりも一般的になり、社会でも外資系の会社やグローバル化で英語を使う機会が日常的になってきています。
生活のなかに自然に英語がある家庭はスムーズに英語力を育てていくことができると思いますが、そうでない家庭も多いと思います。英語教材や英語教室などのニーズが高まっているのはそうした社会全体の流れの中で自然な事でしょう。
どのような方法で英語に触れていくのかはそれぞれのスタンスがあると思いますので一概にどれがいいということは言えませんが、学ぶという感覚ではなく英語で遊んだり楽しめる環境をつくってあげることが大切なこと。
成長過程において幼児期に英語に触れさせたほうがいいという意見を各所で見聞きすることがあると思うので、積極的に家庭のなかでも英語に触れる環境づくりをはじめてみましょう。
幼児期に英語に触れていこう
英語が身近にある環境をつくりながらたくさんの英語に触れていくことがポイントとなると思います。
幼児向けのリ語教材では勉強という感覚ではなく、遊びをとおしてたくさんの英語に触れて英語に慣れ親しんでいくことが主眼になっているものも多くあります。
英語に限らず幼児期は遊びの中からたくさんの事を学び成長をしていきます。文字や言葉、運動機能、コミュニケーションなど、全て遊びや親子のふれあいがスタートであり楽しいからもっとやりたくなるものです。
〇遊びや体験の中に英語を組み込んでいこう
英語を学ぶというとどうしても学びの要素が強くなってしまいますが、基本的に幼児期は遊びを中心に考えていけばいいでしょう。
もちろん成長に合わせた取り組みをすることもできるので、より英語に興味を持つことができれば積極的に英語学習をしてもいいと思いますが、遊びから切り離した取り組みは子供にとって負担になってしまうことが多くなり、結果として英語への興味が伸びなかったり頭の中にインプットされにくいものです。
遊びの中に英語を組み込むことが大切で、英語学習をメインに考えるのではなく遊びをメインに考えた取り組みをしてみましょう。
英語自体への興味を持つことがまずは必要な事ですので、自然に英語に触れあえる環境をつくるには遊びが一番!
英語に偏るのではなく、遊びや体験、何よりも母国語である日本語も大切にしていくような環境をつくってみよう。
〇親子で一緒に楽しい時間
例えば英語教材を与えただけの環境と、親も一緒にコミュニケーションを取ったり英語で楽しく遊ぶ環境とでは後者のほうが英語力だけでなく発達にも良い影響があるのは分かると思います。
一緒に英語の発音をまねしてみたり、膝の上に座らせてスキンシップを取りながら遊んだり、ダンスや歌も一緒にやってみたり、親子の時間が子供の成長には欠かせない要素です。
例えば幼児教育では先生やお友達などと英語でコミュニケーションをとる時間があるので、そういった環境で言語能力は伸びていくと思いますが、家庭だけで英語の取り組みをはじめるときは親も一緒に参加をしてていくスタンスで取り組むことをおすすめします。
〇結果を求めず長期的な視点
幼児期の英語学習はこれからの学びの素地をつくることだと考えていきましょう。
言語の習得にはもちろん個人差がありますし、英語にたくさん触れて興味を持つことや親しみのある感覚をつくっていくことがとても大切なのです。
英語力だけでなく身体面も情操面もすべての事をバランスよく伸ばしてこその幼児教育。
なかなか結果が出ないからと言って親が不機嫌になったり焦ってしまうことは絶対に避けるべきこと。
これから先の成長の基礎・土台をつくることを基本スタンスにしていくことで、これから大きな木に育つための芽を大切に育ててあげましょう。
楽しい英語環境
何よりも楽しく英語に触れることができる環境づくりを進めていきましょう。
生活の中に自然に英語を組み入れることもできますし、英語系の玩具を購入して遊んだりしてもいいと思います。
親が英語が話せればいいですが必ずしも英語が話せなければいけないということはありません。というよりも、親の英語力ではなく子供の意欲のほうが英語の力を伸ばすためには必要なモノだと思います。
まずは英語の音に慣れ親しみ、認識力が上がって来たら識字学習をはじめ、6歳頃に遊びから学習への橋渡しができるようになるといいですね。
語学領域はすぐに力が身につくものではありません。まずは楽しい生活や遊びをすることを第一に考えて健やかな成長を促しながら英語に触れていきましょう。