4歳児の発達段階の目安

4歳は保育園・幼稚園の年少さんに相当する年齢です。

園での生活もスタートして社会性や協調性の向上、身体面も成長して思いっきり体いっぱい遊ぶことができるようになってきます。

日常で使う言葉も増えて相手に自分の気持ちを伝えることができるようになったり、他者の気持ちも考えることができるようになったり、上手に周りと関わりながら成長をしていきます。

4歳児の成長の目安となるポイントを挙げていきたいと思います。

4歳児の成長目安について

4歳児

※個人差がありますので一応の目安として確認してください。

身体面

<4歳児の平均身長・体重>

男児:100.2cm~106.2cm、15.6kg~17.5kg
女児:99.5cm~105.6cm、15.2kg~17.2kg

※0ヶ月~12ヶ月までの平均値です。

生活面

1人でできることが増えるだけでなく、大人のまねをしたり周りをみながら行動ができるようになってきます。

・服の着脱ができてい服をたたむことができる

・箸を使って食事をすることができる

・簡単なお手伝いをすることができる

・靴を履く・脱ぐを自分でスムーズにできる

・排泄のタイミングが分かり自分でトイレにいくことができる

・ティッシュを使って自分で鼻をかむことができる

社会性

園生活も始まり家庭だけでなく園のコミュニティのなかでも社会性は育っていきます。色々な経験を通して成長。

・園や公共の場でのルールやマナーを意識する

・自分の感情を簡単な言葉で表すことができる

・順番が分かり待つことができる

・友達と仲良く遊ぶことができる

・遊びの中で必要な言葉を使える

・ごっこ遊びをすることができる

言語など

日常で使う言葉もだんだんと増えてくる年齢。自分の気持ちを伝えることができたり表現の幅も広がってきます。

・自分の意志や気持を言葉で表現することができる

・年齢・名前などの質問に答えることができる

・日常的なあいさつができる

・現在・過去・未来を表現する言葉をつかえる

・相手の目をみて話したり聞いたりすることができる

・同頭語、同尾語探し

数字など

・1~10までの数字を数えることができる

・少ない差なら多少の判断をすることができる

・前から〇番目というような順序数の理解

・増える・減るなどの増減の理解

運動面

・両足跳び・ケンケン跳びができる

・音楽に合わせて動くことができる

・ハサミを上手に使うことができる

・階段の2・3段から飛び降りることができる

・模倣体操

・マット状で前転ができる

楽しく成長を促していこう

例えば言語活動や数字などの面や身体面などにおいて月齢差や個人差がまだまだある年齢です。

他と比べて子供の成長を促すのではなく、遊びや会話の中から楽しみながら成長を促していくような取り組みをしていきましょう。

できたことを褒めてあげ、次のステップやチャレンジを意欲的にできるような声がけ、失敗を怒るのではなく正しい方法を教えてあげる接し方など、自己肯定感も育てながら成長していけると良いと思います。

日々成長を感じることができる年齢なので、少しずつ成長していく姿を親も楽しみながら子供に対してゆとりを持った生活をしていきましょう。