育児や幼児教育において重視していることはどんなことでしょうか?
それぞれの親で過程で方針があると思いますが、どんなことでも「習慣づくり」はとても大切な事だと思います。
生まれてから徐々に成長して子供が一人で「できる」ことが増えていくなかで、毎日の生活習慣や学ぶ習慣は子供の成長に欠かせないものです。
小学生になっても学習習慣はとても大切ですし、生活リズムを整えていくことも学校などからよく言われていることです。
幼児期のうちにできることから習慣づくりをはじめてみましょう。
どんなことも習慣から
例えば朝起きて「おはよう」、寝る前は「おやすみなさい」、食事の前は「いただきます」。どれも習慣づければ自然と子供の口から出てくるようになります。
歯磨きをする、靴を揃える、自分で着替えをする、本を読む・・・、どんなことでも徐々に習慣づけていけば自発的に行動できるようになってくるでしょう。
しかしいきなり誰でもできるものではありません。
徐々に成長していく過程でできるようになっていくものです。
習慣をつくるということは、子供に無理強いをして負荷をかけすぎてしまうことではなく、成長に合わせてできることを少しづつ増やしていくことだと思います。
昨日できたことが今日はできない・・・、ということも多々あります。子供を焦らせてしまうとなかなか習慣も付きませんので、そっと見守りながら成長に合わせた取り組みをしてみましょう。
習慣づくりのポイント
それでは、子供の習慣づくりのポイントをいくつかの角度から紹介したいと思います。
・子供任せにしないで親がしっかり見守る
子供に「○○をしよう」「△△ができるといいね」と声がけをすることは大切ですが、そのまま子供任せにしても習慣はなかなか身に付きません。
親がしっかりと子供の成長に関わりながらアドバイスをしたりお手本を見せたり、時にはそっと見守ってあげることで自発的な行動ができるように促していけるといいですね。
そして何よりも親が誠実に生活していくことが大切な事。子供は親をみて成長します。親がお手本となり子供を良い習慣へと導いてあげましょう。
・できることからはじめよう!
いきなり難しいことにチャレンジするのではなく子供ができることからスタート。
できることや少しがんばればできそうなことからはじめて、小さな成功体験を積み重ねていくことで意欲を引き出しながら「できる!」喜びを感じることが大切。
また、シンプルなパターンを基本として習慣づけをするほうが良いでしょう。複合的な要素を組み合わせるのではなく、朝起きたら「おはよう!」、服を脱いだらちゃんとたたむ、ご飯を食べたら歯磨きをする、というようにシンプルにしたほうが子供も分かりやすいでしょう。
・失敗やできないことを盛り込んでおく
失敗やできなことを最初から盛り込んでおくことで、子供ができなくてもイライラせずに長い目で成長をみていくことができます。
子供なら尚更失敗はつきものです。
昨日できたことが今日はできないということも当たり前のことです。
いちいち失敗したことに反応するよりも、楽しく成長して習慣を付けれるような取り組みをしていきましょう。
・結果よりも過程や頑張りを応援!
これは育児や幼児教育においてよく言われることです。
結果が良ければいいという結果至上主義になってしまうと結果を出すことが当たり前となり、褒められても効果が薄れてきたり、できないと過度に落ち込んだりしてしまいます。
もちろん結果を褒めることも必要な事ですが、そこまでの過程・意欲・意志・がんばりなどを褒めてあげることで、親がちゃんと見ていてくれる安心感を持つことができます。そして自分の頑張りや気持ちを応援してくれることで次にまた頑張ろうという挑戦の気持ちを伸ばしていきます。
・長期的な視点で習慣づけをする
すぐに習慣がつくということは殆どないと思います。
短期間背成果を出そうとするとできないことにイライラしたり他の子供と比べたりしてしまいがち。長期的な視点にたって子供と接していくと、小さな成長を感じることができ子供との関係性も温かく良好なものとなると思います。
子供の成長を焦らせないでおやがゆったりとした気持ちで習慣づけを進めてみましょう。
幼児期は学習習慣の基礎作り
上記はあくまで一例ですので、各家庭でそれぞれの接し方や習慣づけを進めてみましょう。
さて、幼児期は学びの土台づくりの年代。
例えば足し算・引き算を先取りでできるようになることよりも、学ぶ楽しさや面白さを実感したり、経験学習で色々な感性を伸ばしたり、他領域の力をバランスよく伸ばすことのほうが大切な事です。
幼児期の学びはその後ののりしろを大きくするための取り組みだと考えていきましょう。
親が寄り添い幼児教育を進めることで、子供の学ぶ習慣づくりをはじめてみましょう。