片付け

・いつも散らかりっぱなし
・遊んだ後に片付けない
・いくら言っても片付けをしてくれない

こんな経験がある親も多いと思います。

子供が片付けないから結局親が片付けてしまうと、その後片付けができない子供になってしまいますので、できれば子供自身に片付けの習慣を身につけさせておくことが大切な事。

ただ、分かっていても思うようにいかないものです。
そこで、子供が自分から片付けができるようになる方法を考えてみたいと思います。

まずは片付けの大切さを教えよう!

片付けの良いところ、なぜ片付をするのかなどの片付けの大切さを教えることからはじめてみましょう。

大人だって片付けをするのが面倒な時もありますし、後回しにしてしまうこともあります。それでもあなた自身はどうして片づけをするのでしょうか?

・きれいになると気持ちがいい
・整理整頓されていてキレイ
・自分で片づけることで後で探しやすい
・大切なモノ・宝物をきちんとしまっておくことができる

片付けることはたくさんのメリットがあることを教えてあげることで、片付けることの大切さを”気付かせてあげる”ことがとても大切だと思います。

「どうして片付けられないの!」「しっかりと片付けなさい!」という言葉よりも、自分で”気付く”ことのほうがはるかに効果的です。

片付け

片付けができるようになる5つのポイント

では実際に片付けをするときに、自分から進んで整理整頓ができるようになるためのポイントを考えていきます。

一朝一夕でできるようにものではありませんし、継続していくことが大切だと思いますので、長い目で子供の成長を支えていくことができるようなスタンスで取り組んでみましょう。

1.片付ける環境をつくってあげる

環境づくりはとても大切。

片付けをしようと思っても、何をどこにしまえばいいのか、どれが片付けるべきものなのかがはっきりしなければ迷ってしまいます。

おもちゃを入れる箱、子供が持ち運べるケース、手の届く範囲内で片付けができる環境をつくってあげることが大切です。

そして、子供だけに片付けをやらせないこと。
もちろん子供が自分で出したものを自分で片付ける習慣をつけることは必要ですが、最初のうちは側にいて子供を見守ったり一緒に手伝ったりしてあげることが大切だと思います。

徐々に一人でもお片付けができるようになるので、最初は”一緒に”のスタンスがいいでしょう。

2.できることからやってみる

最初は短い時間でも構いません。まずはできることや簡単な事から片付けをはじめてみましょう。

一度に多い量の片付けがあるとやる気がなくなってしまうことがあるので、狭いスペースや特定の場所等からスタートしてみると良いでしょう。

3.片付けの仕方や方法を教えてあげる

何をどこにしまうのか、どうやって片付けるのかなどの片付けの方法を教えてあげましょう。

片付けをしようと思っていてもどうしたらいいのか分からないことでやる気をなくしてしまうことがあります。

「これをつかったらここに片づけよう」「おもちゃはこの箱のなか」「ここにきれいに並べておこう」など、具体的に方法やアドバイスをしていきましょう。

また、親の片付けのお手伝いをさせてみるのも効果があると思います。

片付けの方法を学ぶことができますし、お話をしながら楽しく片付けをすることでコミュニケーションをとって意欲を引き出していくことができます。

4.失敗や間違えを怒らない

教えたとおりに片付けができなかったり、決められた時間に片付けをはじめなくても怒ったり叱ったりしないようにしましょう。

片付けをするのは怒られるからではなく、きれいに整理整頓する大切さや自分で使ったものを大切にすること。

「どうして片付けないの!」「これはココって言ったでしょ!」と頭ごなしに怒っては片付けをする本当の大切さがわかりませんし、適当な片付けになってしまいます。

怒るのではなく「あれ?お片付けやっていないのかな?」「おもちゃが片付けてほしいって言ってるみたいだよ」など、優しく片付けを促す言葉を掛けてあげると良いと思います。

5.ちょっと大袈裟に褒める

片付けができたらちょっと大袈裟に褒めてみましょう。

「すごーい!きれいになったね」
「遊ぶ前よりきれいになったんじゃない」
「一人で頑張ってできたね」

褒められると嬉しいだけではなく、「また頑張ろう」「次もちゃんとお片付けをしよう」と片付けへの意識・意欲を高めていくことができます。

ちょっと大袈裟ぐらいに褒めて、子供のやる気を引き出していきましょう。

いくつか片付けができるようになる方法を紹介しましたが、各家庭の環境に合わせて自発的に片付けができるような取り組みをはじめてみましょう。