乳児期・幼児期の学びについて。
小学校就学前の0歳~6歳の年代は毎日が成長の日々で様々なものを吸収しながら育っていきます。環境が違えば身につく能力も変わるでしょうし、接し方一つでも伸びていく力に違いが出ると思います。
今までできなかったことができるようになり、段々一人でもできることが増え、新しい言葉を覚え、様々な感情の表現など、乳幼児期はその後に伸びていく力の芽を育てていく期間です。
例えば80歳まで生きるとした場合、乳幼児期は生涯のたった7~8%との期間にすぎません。しかしこの時期は成長速度が生涯で最も早く人生の礎を築いていく大切な期間です。
適切な遊び・学びを通して子供の大切な芽をゆっくり育てていきましょう。
教材の活用の仕方
当サイトは通信教育、学習教材、英語教材などの家庭で親子で一緒に学ぶことができる各種教材を紹介していますが、それぞれの教材には活用方法の指針や学習の進め方などが教材運営側から提示されています。
どのように利用していくのか、毎日○ページ、1ヶ月の学習の目安、副教材の活用の仕方など、教材を利用するうえで効果的に力を伸ばすため指針です。
実際にその通りに進めていくことが良いとは思いますが、幼児期は子供の気分によって思い通りに進まないことが多々あります。5・6歳程度になれば計画を立てて取り組むことも可能ですが、年齢が低ければ計画通りに進めていくほうが難しいでしょう。
では教材の提示する進め方以外で取り組んでも良いのでしょうか?
ズバリ!問題ありません!
例えば子供のやる気がなかなか起きないとしましょう。
この場合、子供のやる気がないときに取り組んでも効果が期待できませんし学ぶこと自体への嫌悪感を抱いてしまう可能性がありますので、子供がやる気になった時にまとめて教材を進めたり、できるところだけ進めていくやり方で問題ないと思います。
もちろん親の声掛けややる気を引き出す工夫も必要になりますので、子供にすべてをゆだねてしまうのはNG。親子で一緒に教材に関わっていくことが大切です。
まとめると、形にとらわれずその家庭での進め方で教材を学んでいくことが一番望ましいと思います。
詰込みよりも緩やかなステップアップ
幼児期は様々な力の基礎をつくっていく時期です。
目の前の成果がなかなか見えないのは当然のことで、目先の成果ばかりを求める学びよりも、将来的に伸びていく力の土台をつくることを優先させていきましょう。
他の子供ができていることが自分の子供ではできていなかったり、教材を勉強していてもなかなか覚えることができなかったり、親としてはイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、長い目で見ればほんの些細なことのはずです。
昨日できたことが今日になって忘れていたとしても何も問題ありません。急な階段を登ろうとするのではなく緩やかに一歩一歩ステップアップしていくほうが幅広い力を伸ばしていくことにつながります。
焦ることなく親がゆったりと長い目で見て子供と接していくことがとても大切な事。親がゆったりとした気持ちで子供に接することができれば子供も落ち着いて楽しく自らの力を伸ばしていくことができると思います。